アイルランド

アイルランドでワーホリ【オペアの仕事で英語力は伸びなかった】

 

限界OL Kemuri
限界OL Kemuri

前回の記事ではオペアの仕事内容について説明しました。

今回は、私がオペアの仕事を通してどのくらい英語力に伸びがあったかまとめました。


英語力は変わらなかった

まず結論から言うと、英語力は変わりませんでした。私はアイルランド渡航時、日常会話レベルの英語は話せましたが、話が入り組んだり、ネイティブ同士が早口で話していると会話に入れなくなったり、TOEICは700以上ありましたが、実際は小学生レベルの会話力なんですよね。

ワーキングホリデーを終えて、たしかに英語力はあがったと実感するのですが、オペアとして働いたからからではありません。オペアの仕事を通して使う英語は、基本的には家庭内の日常会話です。つまり、その生活を続けていても、家庭内の日常会話が自分が話せる英語のリミットになってしまうんです。

 

オペアの仕事で使う英語は少ない

オペアの仕事で必要な英語とはなんでしょう?オペアファミリーから仕事の指示を受けたり、子供の話し相手になったり、そんなところだと思います。私の場合、オペアマザーは働きに出ていて日中は昼過ぎまで基本ひとりですし、子供は風の子ですから当然放課後は毎日遊びに出かけちゃいます。帰ってきてからも夕食後はプライベートの時間としてゆっくり過ごしたかったので、じっくり話す、といったこともありませんでした。

私が滞在した家族はシングルマザーだったので少し特殊な例かもしれませんが、ほかのオペアの話を聞くと、週末に一緒に出掛けたりすることもあったようですが、基本的には週末はオペアの仕事はお休みですので、オペアの仕事とは離れてプライベートの時間を尊重してくれることのほうが多いです。実際に私が自分の部屋に来て子供が遊びたがると、オペアマザーが今はだめだよ~、と止めに入ることもありました。

 

オペア同士のコミュニティで友達ができる

オペアにはコミュニティのようなものがあります。Facebookに地域のオペアが登録できるグループがあり、そのグループ内で地域のオペア同士で連絡を取り合って遊ぶこともありました。

私もオペアマザーからグループに入ったら?と勧められたのでなんとなく入ったのですが、驚くことに私が住んでいた地域(ダブリン北部です)では、オペアのが80%くらいの割合がスペイン人の女の子でした。(男性も少数ですがいます)他の20%はイタリア人・ドイツ人・フランス人・フィンランド人のヨーロッパ出身の子で、当時私は24歳だったのですが、みんな私よりも若かったんです...

ヨーロッパではオペア留学は100年以上続く歴史のある留学方法で、対象年齢は17歳~30歳(国によって年齢制限は異なります。)若者を中心に人気のある留学制度だそうです。

人生でこんなにはやく年を感じるとは正直思いもしませんでした(笑)ただ、仲良くしてくれたフィンランド人の女の子とは子供を送り出してから空いた時間に近所のカフェで会って紅茶を飲んでおいしいサンドイッチを食べながらお話ししたり、ちょっとした愚痴を言う時間は息抜きになり楽しかったです。

わたしはどちらかと言えば、オペアファミリーとの会話よりは、こういった同年代の子との時間のほうが英語学習に役立つと感じていて、実際に会話のスムーズさやリスニング・スピーキングが伸びたのも、こういった友人と会話をする時間がもてたから。

 

 

オペア生活での英語より、外で話すの英語が大事

もちろんオペアの生活を通しての英語学習も大切ですし、もしあなたが今それができる環境にいるならとても恵まれていると思います。オペアファミリーによってはオペアは家政婦のようなもので仕事さえしてくれればいいという考えの人もいます。(たくさんではないと思いますが)

なので私は思い切り外に出て、自分で英語を学べる環境に行くことを選択しました。知り合ったオペアの中には、昼間の空いた時間や夜間の語学学校に通う熱心な子もたくさんいましたが、私はその前に語学学校を終えてオペアを開始したので、節約しないとまずいと思い語学学校に通う選択はしませんでしたが、学校に通うことも英語力を伸ばす一つの手だと思います。

なので、オペアをしていて本当に英語が伸びるのか心配な人は思い切って休日の過ごし方を変えてみてください。友人と会話するのもいいですし、机に向かって黙々と勉強でも構いません。平日オペアの仕事をしているとなんだか勉強した気分になって週末のんびりしてしまう気持ちもわかりますが、それだけでは英語は伸びません。

 

英語力なら日本でも伸ばせる。シェアハウスがおすすめ

ワーキングホリデーを終えて私が思うのは、「英語力は日本にいながらでも伸ばせた」ということです。海外に行った人で一番英語力の伸びを感じやすいのは、英語初級者です。0から日常会話を話せるようになるケースと、すでに日常会話を話せる人がスキルをブラッシュアップするのでは伸びしろに雲泥の差があります。

英語中級レベルで伸び悩んでいた私は、簡単な日常会話が話せる環境よりも、もっと話のテーマの深いところに入り込んだ会話が必要でした。日本で英語をもっとたくさん話せないかなあと探して見つけたのがシェアハウス、オークハウスです。

とにかく初期費用が通常の賃貸アパートと比較して安いし、敷金礼金・連帯保証人不要で家具家電付き、 インターネット料金も含まれているんですよ。シェアハウス内の英会話レッスンを使えばもうこれワーキングホリデーとか留学行く意味なくなってしまいます。

さて、話がそれましたが、アイルランドでのオペア生活で私の英語力は伸びませんでした。だけど、基礎的な英会話を話したいよって人にはかなりお勧めです。一生のうちでもう二度とできないであろう経験をできた時間が宝物ですね。