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TOEIC800超えのOLがTOEICの必要性について考えてみた

 

限界OL Kemuri
限界OL Kemuri

巷ではTOEICで高得点を取っても英語を話せない人もたくさんいる!TOEICの勉強をするなら英会話の勉強をしたほうがいい。なんて意見も聞きます。

去年に引き続き今年もTOEICを受験してきたので、TOEICが本当に必要なのか必要じゃないのか考えてみたいと思います。


TOEIC最新スコアを晒す

気になる最新スコアですが、Listeningが465、Readingが360の合計825でした。前回2017年11月に受けたものが780だったので、一応、前回の点数を上回る形にはなりました。あとは自分の中の一つの壁である800を超えたのは正直ほっとしました(笑)

 

TOEIC受験のきっかけ

2016年、1年間アイルランドにワーキングホリデーで滞在していました。これまで数か月単位の短期留学はしていたものの、英語圏の国に1年間いたことはなかったので帰国後に自分の英語力はどれほどか確かめたかったのがまず初めの受験のきっかけです。

帰国後しばらくして受験した結果が780、そして一年後の今回の結果が上記の825ですね。

 

TOEICは実は簡単説

TOEICは義務教育レベル?

実は今回薄々感じていることがあるのですが、本当はTOEICってめちゃくちゃ簡単な試験なんだと思います。義務教育で勉強したことの延長線上というか。だからこそ自分自身、900にも満たない点数でまだまだだなあと感じていて、ネイティブだったら満点か大体の人が900点台を普通に取れるはずの内容なんですよ。

なので自分を戒めるためにも言いますが、900台のスコアを取ってやっとスタートラインに立ったと思うくらいでないといけないなと。受験する前は800台に乗ったら満足だな~なんて考えていたのですが、やっぱりまだまだです。英語の勉強に終わりはないと言うけど、まさに今回身をもって実感しました。

次の目標は900!

はい。800を目標に頑張ったら取れたので次は900を目標に勉強したいと思います。

ここで疑問に思うのが、TOEICのための勉強ってどうなんだろう…?ってことですよね。実際に私も大学時代の教授にTOEICで高得点を取る!と宣言したら「TOEICの勉強をしても意味がない」と怒られ、そこから頭のどこかにTOEICのための勉強はいけないことなんだ。と考えてしまっていた部分もあります。

前置きが長くなりましたが、今回はTOEICってどういう人が受ければいいのか説明します。

 

TOEICを受験したほうがいい人

日本で就職したい人

ずばり、日本で就職したい人です。現在日本ではどこの企業でもTOEICのスコアを基準にバイリンガル人材を募集していますが、海外へ行ってしまえばTOEICって何?レベルの試験です。

日本人の英語水準が上がって今よりもグローバルな環境になれば、これから日本国内でもIELTSやTOEFLにも目が向けられると思いますが、今はまだまだTOEICレベルの英語で日本企業は満足しているということです。

言ってしまえばTOEICという義務教育レベルの英語で満足されるってことなので、チャンスは広がります。実際にスコアが300の人でも、TOEIC対策をしてTOEICだけに目を向けた勉強をすれば800くらいは取れて就職や転職活動の幅も広がるってことです。会話ができないよーって人でも仕事をしながら会話練習はできてしまうので、日本ではTOEICスコアは言ったもん勝ちです。

働きたい企業や行きたい業界の募集要項に明確なTOEICスコアの規定があるなら、TOEICだけに目を向けて対策や勉強をするのもアリだと私は思います。

 

英語レベルを知るには有効な方法かも

これが今回の私の事例ですが、自分の英語力を測るためには良いんじゃないかな。毎月行われている試験なので、思い立ったらいつでも受けられるというのが便利です。自分の弱点を知ることができるので、今後の勉強の指標にもなります。あとは合格・不合格でレベルを測るものでなく、自分のスコアがそのまま可視化されるので、非常にわかりやすいですね。

ただ、TOEICの主流はリスニングとリーディングのインプット英語なので、ライティング・スピーキングを受験するには別で申し込まなくてはいけません。あと後者は始まったばかりなので知名度が低いのがデメリットかな。

私の今回の結果ではリスニングとリーディングの点差が100程あったので、今後はリーディングを中心に勉強しようと思います。

 

資格マニア

これは言うまでもなく、資格マニアの人たちには自由にやって頂きましょう。彼らは試験に合格したり高得点を取るのが趣味なので、誰にも文句は言えません。いや、かなり努力家でないとできないことなのですごいと思います。頭が上がりません。

 

TOEIC受験しなくてもいい人

今後、海外生活をを視野に入れている人

今後海外で就職をしたり、暮らしていきたいという人は敢えてTOEICを受けなくても大丈夫です。欧米圏ではほぼ意味をなさない試験なのでTOEICを受験するよりは、会話力を鍛えるか、IELTSやTOEFLを受けたほうが有効です。

ただ、韓国などの日本に近いアジア諸国ではTOEICも使えるかもしれないですが。

ただ単に英語力を伸ばしたいという考えの人

もしあなたが今英語力を伸ばしたいと考えているなら、TOEICのための勉強をしても意味がないです。TOEICはリスニングとリーディングのインプット英語だけですし、実際に使える英語にはならないと思います。ただ、TOEICの勉強を通して学ぶ英語表現もあると思うので、そこは一概には言えませんが。

私個人の意見としては、TOEICではインプット英語しか学べないので、会話を重視したアウトプット英語を学ぶほうが後々役に立つはず。

まとめ

基礎英語力が伸びれば、TOEICスコアも絶対に伸びます。世間では小手先のTOEIC対策がもてはやされていますが、そんなことをしても英語力が上がるわけではありません。確かに、TOEICスコアの高さはある程度の英語レベルを測る指標にはなりますが、必要がある場合のみ受験をすれば良いというのが私の見解です。TOEICで高得点を取って喜ぶよりは英会話力を上げたほうがよっぽど役に立つのです。

だからと言ってTOEICが無駄なものだとは言わないので、一度受験して英語力を測ってみるのも一つの手です。最終的に会話、リーディング、ライティングが上がれば良いので、上がるならいいのでは、と雑ですが思っています。ですが、TOEICの勉強で英会話能力が伸びることは絶対にないです。

今はオンライン英会話もたくさんありますし、海外に行かなくても英語は話せるようになる時代です。吟味して上手に利用していきましょう。