今回は、美容室でも使用されている『Acid Saper(アシッドシェイパー)』を使ったセルフ髪質改善トリートメントをしてみたので、その感想をお伝えしたいと思います。
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結果:大量の枝毛とともに髪の毛のボリューム30%減、癖毛もマシになった
はい(笑)恐ろしい結果となりました。満足か不満足かと聞かれたら答えられない中間地点に立っています。
まず、癖毛に関して。私の髪の毛は捻転毛というチリチリと、波状毛といううねりが混在しているので、絶対にアイロンなしで出かけることはありません。
そんな髪の毛ですが、癖毛はもちろんまだまだあります。が、うねりが若干緩くなったことによってボリュームも抑えることができました。
髪の毛が引き締まったことによってツヤも出て、一見すると施術前よりも健康な髪に見えます。そこはかなりお気に入りポイントで、この後出てくる枝毛がなければ私は酸熱トリートメントを使った髪質改善を100%支持していたと思います。
もともと乾燥毛でくせ毛の為髪の毛が傷みやすいこともあり、枝毛はできやすい髪質です。ただ最近は髪の毛を短くしたこともあり、枝毛の数はかなり減っていました。
が!しかし。。。(涙)髪の毛をドライして120℃でヘアアイロンをしたのち毛先を見てみると、出てくるわ出てくるわ大量の枝毛が。
しかも開いた毛先が数ミリの可愛い枝毛ではなく、中には3.4センチのものもありました。黙って一番切れ味の良いハサミを持ち出し、見つけた枝毛はすべて切り落としました。
うーん。何がいけなかったのだろうか。もともとダメージ毛ではあったけど、縮毛矯正をするとき以上に傷んでいるし。
毛先にはまだ縮毛矯正が残っているからダメージが大きすぎたのかな?
ダメージは少ないとあれだけ謳われている酸熱トリートメントだけど、実際に起こった髪の毛の変化を目の当たりにすると、ダメージは普通にある。としか言いようがないような。
事実、髪質改善トリートメントに可能性を見出している美容師さんも、最初に提案していた一定期間に行う酸熱トリートメントの頻度を少なく変更して、間に一度システムトリートメントを挟むのをお勧めしているもんね。
ただ、髪の毛のダメージは減点式で、どんだけトリートメントをしても加点にはならないってことを忘れてはいけないと思います。
くしで梳いても、シャンプーをしても、寝ているだけでも枕との摩擦で少しずつ髪の毛は傷んでいく。一度傷んでしまったらもとに戻す方法はなく、ただダメージの補修が出来るだけ。
ただ毛先を無視すれば髪の毛はツヤツヤになったので、毛質と技術があればかなりお勧めできるのではないかな。
髪質改善トリートメントの正体
髪質改善トリートメントってよく聞くけれど、一体何なの?って方も多いと思うので一応。
髪質改善トリートメントとは、基本的には酸熱トリートメントのことを指しています。グリオキシル酸で髪の毛のイオン結合を解くことによって髪の毛の癖が緩和されるという仕組み。
プラス、ケラチンやシルク等の毛髪補修成分が含まれているので、ダメージが少なく癖を伸ばしたり手触りを良くしたりすることができるらしい。
Acid Shaperには30と50の2種類の強さがあって、30だとシルクが含まれているのでより髪の毛が艶々に見えくせ毛の緩和は30%、50だと癖を50%も緩和してくれる。
美容室で「髪質改善トリートメント」のメニューはよく聞くし、実際にオススメされたこともあるけれど、名前だけではどんな薬剤を使用するのか、トリートメントってことはダメージが補修されるのか、癖も伸びるって書いてあるけどどれくらい伸びるのか、など詳細な情報は分からず試すに試せなかった人も多いと思います。
おそらく、「酸熱トリートメント」と聞くといかにも髪の毛が傷みそうな響きなので髪質改善トリートメントと呼ばれることになったのでしょう。
縮毛矯正の代わりにはならない
これに関しては私も正直期待してしまったのですが、縮毛矯正とは別物です。
縮毛矯正は髪の毛を99%伸ばすことができるのに対して、髪質改善トリートメントは(薬剤にもよりますが)30-50%です。絶対に髪の毛を真っすぐにしたい!って人には向いていません。
ですが、ボリュームが多いからとりあえずボリュームダウンさせたいという人や、髪の毛をまとまりやすく・扱いやすくしたいという人にはとってもいい施術でしょう。
私の髪の毛は捻転毛・波状毛が混ざった強い癖毛なので、縮毛矯正をかけていない時期は毎朝のアイロンは欠かせません。
美容室が苦手で縮毛矯正でさえもセルフでやってしまうくらい。。。髪質改善トリートメントで少しでも扱いやすくなればいいな~という思いで今回はセルフ髪質改善トリートメントに挑戦してみました。
Acid Shaperを使ったセルフ髪質改善の手順
シャンプー
いつも通りシャンプーをします。薬剤の邪魔をしないよう、ノンシリコンのシャンプーがおすすめ。
薬剤を塗布
水気を切った髪の毛に薬剤を塗布する。この時頭皮に薬が付かないように気を付ける。
放置(20分ほど)
乾燥しないようにラップを頭に巻き、放置します。私はめんどくさがってしまい、ラップはせずにお風呂のミストサウナで対応しました。
洗い流してヘアマスク
匂いが残らないようによーく洗い流します。ヘアマスクを塗って一定時間放置、洗い流す。
乾かしてアイロンで熱を与える
ここが酸熱トリートメントのポイントなのですが、110℃以上の熱を与えることで成分が髪に定着します。なのでここで真っすぐしようとするのではなく、髪の毛全体に熱を与えるようにアイロンをします。
工程はこれだけです。縮毛矯正と比較してみると大分楽でした。それを考えるだけでも酸熱トリートメントのメリットとしては十分なんじゃないかな?
酸熱トリートメントはどこで買える?
残念ながら、現在ほとんどの酸熱トリートメントの薬剤は専売品で、一般には出回っていません。
一応、私が唯一見つけることができたのがハホニコのグリー。有名なハホニコの商品なので割と安心なんじゃないかな?
予想では、これからいろんなメーカーが酸熱トリートメントを出してくるので、どんどんスタンダードで買いやすいものになっていくと思います。