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全女子にオススメする生理用品|月経カップを使ってみてほしい

 

限界OL Kemuri
限界OL Kemuri
女子にとって月に一度の一大イベントである生理。怒りっぽくなったり、気持ちが沈んだりメンタルまで攻撃してくる厄介な存在ですが、数十年続くことだからこそ上手に付き合っていきたい

このブログを読んでいる人を含め、ほとんどの人がナプキンやタンポンを使っていることと思います。私も数年前まではナプキンを使っていましたが、蒸れてかぶれてしまうことや、海外に長期滞在することになったことをきっかけに、ナプキンの代わりに月経カップを使うようになりました。使用歴はもう3年以上になります。

本当に便利でストレスフリーで、生理だということを忘れてしまうくらい快適です。今はそれ月経カップなしでは生理は迎えられなくなりました。ナプキン・タンポンに加え、新しい生理用品の選択肢としてぜひたくさんの女性に知ってもらいたいです。

 

ナプキンはもう古い!月経カップの時代がやってくる

月経カップとは、ナプキンに代わってシリコン製のカップを膣内に入れることで、生理の経血をカップ内で受け止める仕組みのものです。

膣内に挿入するという点ではタンポンに似ていて、タンポンは経血を吸収するのに対して月経カップは経血をカップ内に溜めます。

 

こんな形のカップ。医療用のシリコンで出来ているため安全。タンポンの場合、稀ではありますが死に至ったり、足を切断することになってしまうトキシックショックが起こることがありませんが、シリコンカップはそのような不安はないのが嬉しい。

 

アメリカで生まれ、現在はカナダやヨーロッパでも使用が広まっている月経カップ。シリコン製で洗って何度も繰り返し使用できることから、ナプキンを買う余裕がない途上国の貧しい女性たちに月経カップを寄付する動きもあります。

彼女たちは生理が来ると外出が出来ず、もちろん学校も休まなければいけません。そんな悲しいことってありますか?女性だからという理由で生活が不便になってしまったり、社会進出をするための勉強をする時間が減ってしまう。

月経カップはナプキンやタンポンと違いゴミも出ないのでエコで環境に優しい。手入れによっては10年使える優れものなので、もっともっと多くの女性に知ってもらえればなあ、なんて思います。

ちなみに産婦人科に行った際にサニタリーの話になり、月経カップを知らず、興味深く思った先生に質問をあれこれ聞かれました(笑)

 

月経カップの使い方

挿入の仕方

挿入の仕方はそれぞれありますが、私は一番シンプルで簡単なC字型を推奨します。私も月経カップを初めて使うときは「え、これを入れるんですか?どうやって?」状態になりましたが、コツをつかめば簡単なので敬遠せず挑戦してみることをお勧めします。

図にもあるように、カップをC字に折り曲げると膣に入るくらい小さくなります。小さくなったカップを挿入したら突起部分をつまんで回転させてみたり、手前と奥に引っ張ってみたりしてカップが開くようにします。

個人的に、私の場合は中に入れてしばらく動き回っていると勝手に開いてくれているようなので、頑張って開かせようとしたりはしていません。

だからと言って経血が漏れ出てくることもないのであまり心配はしないでいいかなと思います。(巷で言われている中で開く感覚も未だに分からないので)

量が多い日で心配な人は念のために折りたたんだトイレットペーパーをあてたり小さめのナプキンや織物シートをあてておくと安心です。

 

取り出し方

どちらかといえば取り出す方が難しいのですが…取り出すときは指一本を膣に入れ、カップの縁を押しへこませてカップに空気が入るようにします

すると固定されていたカップが動くようになるので、引っ張って取り出します

 

カップの取り出しは最初はなかなか苦労すると思います。「もうこれ一生取れないやつだ...このまま取れなかったら恥を忍んで病院に行くやつじゃん」と絶望する人は一定数いるかと思いますが、取れます!(笑)

安心してください。縁を押して空気を入れる、これだけを意識していれば取れないことはないので、落ち着いて外しましょう。取れないなと思ったら一度諦めてナプキンをあてて、時間のあるときにもう一度やってみてください。

慣れたらなんて事のない作業です。

 

経血を捨てる頻度

溜まった経血を捨てる頻度は、1.2日目の多い日で3-4時間に一回、それ以降は起床後と帰宅後のみで大丈夫です。あくまでも私の場合なので、初めて使う人は感覚をつかむまでこまめにチェックしてみてください。

 

月経カップのメリット・デメリット

月経カップを使うメリット

月経カップを使用して私が実感したメリットはこんな感じです。

  • 生理を忘れられる
  • 10年単位で使えるので経済的
  • 経血量が目に見えてわかる
  • むれて痒くならない
  • プールや温泉にも行ける
  • においが気にならなくなった

 

生理を忘れられる

とにかく私が一番感動したことは、自分が生理だってことを忘れてしまうくらい快適だということ。月経カップが膣内にある感覚も慣れたら全くなくなりますし、ナプキンやタンポンを使用しているときには絶対に考えられなかったことです。

あ、そういえば今生理中だっけ。っていうのを毎月やっています。

10年単位で使えるので経済的

月経カップは医療用シリコンでお手入れをすれば(と言っても、ただ洗ったり煮沸消毒するだけですが)10年単位で使えるのでとっても経済的なんです。

毎月生理用品に300円かかるとしたら、1年間で3600円、10年間で36000円と考えると限界節約女子にとってもかなり有難い...

それにナプキンがなくなる度に薬局に行って買わないといけないってのも面倒だったし、良いことづくめです。

経血量が目に見えてわかる

月経カップを使い始めてわかったのですが、経血って意外と少ないんですね。ナプキンだと綿が経血を吸収して膨らむので意外と多く見えがちですが、月経カップに溜まった経血を見ているとそこまで多くなかったことがわかりました。ナプキンを使うよりも生理が早く終わるっていうのもうれしい。

過少月経や過多月経に悩む人は、一度自分の経血量を目視してみるのも大事なんじゃないかな。ほとんどの月経カップには目盛がついていて、経血が何㎖溜まっているかを計ることができます。

むれて痒くならない

これは私が悩んでいて月経カップに踏み切ったきっかけのひとつでもあるのですが、ナプキンを長時間取り替えられない状況のときってかなり蒸れてしまっていました。

それがきっかけで痒くなったりかぶれてしまったりしていたのですが、月経カップはそんな悩みも解決してくれました。

プールや温泉にも行ける

これはタンポンも同じかもしれませんが、タンポンだと水の中に入ったときに水を吸ってしまう可能性がありますよね。だからプールから上がったときになるべく早く交換する必要があります。

月経カップだと外から水が侵入することがないので、水から出たあと急ぐことなく、自分のペースでトイレに行くことができます。

においが気にならなくなった

ナプキンを使っていたとき、においが周囲に漏れているんじゃないかと不安になったことが多々ありました。きっと私が気にしすぎていただけかもしれませんが、下着がいつも清潔な状態なため、自然とにおいも気にしなくなっていました。

 

月経カップを使うデメリット

メリットに比べてデメリットはあまり思い浮かびませんでしたが、絞り出したデメリットはこちら

  • 慣れるまで挿入・取り出しがしづらい
  • 外出先で取り替えるのが心配
  • 多い日の夜は漏れないか心配になる
慣れるまで挿入・取り出しがしづらい

これは先ほど書いた内容ともかぶってしまいますが、コツを掴むまでは月経カップ単体で使用するのは避けたほうが良いかもしれません。

使用1か月目は取り出せなかったときの為に予備でナプキンも持ち歩くのが良いと思います。ただ慣れるのに時間がかかるといっても数回やれば感覚をつかめるので、3.4カ月もすれば最初の不安なんて忘れてしまいますよ。(私がそうでした)

外出先で取り替えるのが心配

これは私もはじめ不安に感じていたことのひとつです。

月経カップ未経験の人は驚いてしまうかもしれませんが、月経カップを取り出すときは外科手術した?というくらい指が血で赤く汚れてしまいます。

家にいるときは月経カップを水洗いしてまた挿入ができますが、公共のトイレだとそうもいきませんよね。経血はトイレに流し、月経カップは血が付いたまま挿入して大丈夫です。

問題がその血の付いた手ですが、「ペットボトルの水を持ち歩く」と「ウエットティッシュである程度指(余裕があればカップも)を綺麗にする」で解決できます。

多い日の夜は漏れないか心配になる

月経カップは多い日だと4.5時間でカップが満杯になると漏れてくることがあります。日中はこまめに取り替えることができるので問題ありませんが、多い日の夜は月経カップだけだと心もとないので、ナプキンと併用することをおすすめします。

 

思いつく限りのデメリットをあげてみましたが、扱い方さえわかればストレスフリーで生理期間を過ごすことができます。

 

月経カップはどこで買えるの?

店舗で買いたい人は

月経カップを現在販売しているのは通販のみ。Amazonでも楽天でも取り扱いがあります。

コスメキッチンでも月経カップの取り扱いを始めたようです。「フルムーンガール」という名前らしい。ネットで買うのが不安な人は、是非店舗で見てみることをお勧めします。小さいサイズを先行販売、フルムーンガールの価格は4,200円とのこと。

かわゆすぎる。。。ナプキンもそうだけど、台湾の製品は本当におしゃれなパッケージデザインが多いのよ。

日本の製品は全体的にブランドロゴの大々的なアピールやキャッチコピーの多さ、無駄な色遣いが多いので、かなり対照的。

ネットで買いたい人は

一番有名なブランドは本家のディーバカップ。あとはスクーンカップやメルーナカップ、エヴァカップ、フルールカップが知名度あるかな?という印象です。そこまで各ブランドで大差はないので、価格やデザインで選んでしまっていいと思います。

 

ムーンパンツという商品もあるらしい

ナプキン・タンポン・ムーンカップに続いて新しいサニタリー製品、「ムーンパンツ」なるものが生まれたみたいです。

FashionSnap.comより

 

肌に優しい記事で仕立てられたショーツと、速乾性の吸収力が高いシートが一体型になったムーンショーツは台湾で誕生し、2019年に日本に入ってきました。

なんとナプキン2.3枚分の吸収力があるそう。ナプキン・タンポンを併用する必要がないため、長時間のフライトにも適していそうです。

最近は生理に対しての理解や、もっと整理期間を楽しめるようにしたり、楽になれたらいいよね、という動きが出ていて本当に嬉しい。

 

ほんとにほんとに生理の日が快適になる、全女性人類におすすめの月経カップでした。ぜひ使ってみてください。