アイルランドの交通系ICカード「リープカード(Leap Card)」
まず、ダブリンに住む人は真っ先にリープカードを入手しましょう。ダブリンはコンパクトな街ですが、休日にちょっと遠出をしたり、友達と出かけることになった時に絶対に必要になるときが来るはずです。
リープカードはダブリン・コーク・ゴールウェイ・リムリック・ウォーターフォード・うぇっくすフォードの6都市で使われているICカードです。日本で言うとSuicaやPASMOのような存在で、現金で支払うよりも最大31%も安く乗れてしまうので乗り物移動が多い人は持っておいて損はないでしょう。
リープカードが使えるサービス
- ダブリンバスをはじめ、郊外を走るコーチバス各種(詳しくはこちら)
- ルアス
- ダート&コミューターレール
基本的に、ダブリンにでの公共交通機関であれば大体使えます。
リープカードの入手方法
リープカードは国内650以上の店舗で取り扱いがあるので、比較的どこでも買うことができます。心配な人は空港にも売っているので、飛行機を降りてアイルランドに到着したらすぐに買うのが良いと思います。
他にはリープカードの公式HPからオンライン購入をするという方法もあります。
カードの購入にはデポジットとして5ユーロかかりますが、帰国時に返金してもらうこともできます。日本と同じ仕組みですね。
チャージの仕方
アイルランドではチャージするということを、Top-Upすると言います。トップアップするには下の3つの方法があります。
- リープカードを扱っているお店に行ってトップアップをお願いする
- ルアスやダートのチケット券売機でトップアップする
- クレジットカードまたはデビッドカードで自動で引き落とす設定をする
私は自分でいくら交通費に使っているか自分の目で見て管理をしたかったので、クレジットカードでの支払いはしませんでした。もっぱらスパーに行ってトップアップをお願いしました。
レジに並んで店員さんに、20 euro top-up please. と言ってカードとお金を渡せばオッケーです。
ユーザーに優しいFare Cappingシステム
ダブリンではFare Cappingと言って、1日どれだけダブリンバスやルアスに乗っても大人は7ユーロまで、学生は5ユーロまでしか運賃がかからないというシステムがあります。(ダートとコミューターレールは大人9.50ユーロ、学生は7ユーロまで)
1日の運賃支払いが上限まで達したら、その日は最終バスまでいくら乗っても、何回乗っても7ユーロしかかからないんです。これ、日本でもJRとかで導入されれば最高なんですが・・・。2種類以上の乗り物を乗り継ぐ場合は大人10ユーロ・学生7.50ユーロまでです。
この運賃支払い制限は日ごとだけでなく週ごとにもあって、バスだと大人は1週間で27ユーロ、学生は20ユーロ以上乗ってもお金がかからない!
違う街に安く行けるんじゃ・・・?と思う人もいるかもしれませんが、このシステムが適用となるのはダブリン内だけですので、残念ながらこのシステムの恩恵を受けるにはダブリンをぐるぐるするしかないのです。それでもかなり広範囲を回ることができるので、何もしない休日、1日中バスに乗って窓の外を見てみるのもいいかもしれません。
まとめ
今回はリープカードの基本的なことについて説明しましたが、次回は実際にリープカードを使ったバスの乗り方や、運賃について説明しようと思います。