英語

【英語日記】会話にも役立つ英語文法の効果的な勉強法(初級~中級レベル)

限界OL Kemuri
限界OL Kemuri
今回は、英語の文法の勉強に最適な勉強法のひとつ、英語日記について説明したいと思います。

 

英語で日記、書けますか?

日本語で日記をつけたことは誰しもあるはず。小学生の頃の夏休みの宿題や、日直当番でも一言コメント欄にその日のクラスの様子を書いたりしましたよね?自主的はでなくても日記を書いたことがないって人は少ないんじゃないかと思います。

では、当時日記に書いたことや、これから日記を書くとして、思い浮かべた文を英語で書くことを想像してみましょう。

 

今日は本当にイライラした日だった。

友達3人が私に確認も取らずたばこを吸い始めて、そのせいでほとんど息ができなかった。

神経質になり過ぎてるのかな?でも、我慢できなかった。

 

どうでしょう。英語で書くことはできそうですか?上の例文はそんなに複雑なものではありませんが、日本語で書くのとは違って頭を使うはずです。

つまり、書こうとしている表現がまだ自分のものになっていないということ。英語で日記を書くことで、自分の言いたいことを頭の中で英語を組み立てることなく人に説明できるようになります。

 

▼先ほどの例文の答えはこちら

I was really annoyed today.

Three of my friend started smoking without asking me and I could hardly breathe because of it.

Am I being too picky? But I couldn’t stand it.

これが書けなくても心配しないでください。今回の記事では、初級者用のトレーニングを教えます。このトレーニングを毎日繰り返すことで、会話レベルのステップアップができますし、思いついた表現が口からぱっと出てくるようになると会話の楽しさも全く違いますよ。

 

英語日記を始めたい人におすすめの本

初級者~上級者まで幅広くお勧めなのが下の2冊。英語で日記を書く時の表現がたくさん載っているので、自分の言いたい表現を探して日記として書き出すだけ。1日3~5文で良いのでぜひ始めてみてください。

慣れたら10分~20分でできる勉強法なので、忙しい人にもおすすめの勉強法です。

英語で日記を書いて終わりにするのではなく、書いたら何度か繰り返し声に出して読むこと。暗記をしてしまうのが理想ですが、難しい場合は声に出してスラスラ流れるように読めるまで繰り返すこと。

自分の口が書いた英語に慣れることで、その表現を徐々に自分のものへとすることができ、実際の会話で使えるようになります。

そして、ベッドの中で寝る前にもう一度、自分が書いた文章を思い出してみてください。時間をおいて思い出すことで、短期的な記憶から長期的な記憶へとシフトするので、忘れにくくなりますよ。

 

 

時系列別で文法感覚を養うことも大切

前述は本から自分に当てはまる表現を書き写して音読する勉強法でしたが、基礎的な文法にまだ自信がない…という人にはこれから紹介するトレーニングをお勧めします。

基礎的な文法がわかれば後は単語を当てはめていくだけそう考えると英会話をマスターするのも遠い話ではないような気がしてきませんか?

 

各文法別の最適なトレーニング方法

1. 毎日のルーティーンを書く

トレーニング対象の文法:現在形

これは英語日記をつける上で大切なことですが、簡単にできる勉強法です。一日の流れを現在形で書き出します。

  • I wake up at 7 a.m. every morning.
    (私は毎朝7時に起きます。)
  • I wash my face before I eat breakfast.
    (私は朝食を食べる前に顔を洗います。)
  • I usually eat lunch with my friend.
    (私は大抵友達と昼ご飯を食べます。)
基本は主語+動詞で、慣れたらどんどん下線部に目的語や修飾語を加えて情報量の多い文を作れるようにしましょう。

 

2. 日常生活のルールと、その理由を合わせて書く

トレーニング対象の文法:if節の中の未来(will)

日常生活で禁止されていることのリストを作り、その禁止行為ををするとどうなるかを”If”と”will”を使って書く。

 

  • No smoking inside.(室内での煙草は禁止)

If you smoke inside, my mom will get angry.
(室内で煙草を吸うと、お母さんが怒る。)

 

  • No wearing half sleeve shirt in winter.(冬に半袖シャツの着用禁止)

If you wear half sleeve shirt in winter, you will catch a cold.
(冬に半袖のシャツを着ると、風邪をひく。)

 

3. 今、実際に目の前で起きていることを英語にする

トレーニング対象の文法:現在進行形

カフェにいるときや電車を待っているとき、周りを見渡してみましょう。あなたの周りでは常に何かが起こっていて、それに目を向けてみることも大切です。では英語にしてみましょう。

  • A waiter is serving water to customers.
    (ウェイターが客に水を出している)
  • A boy is crying in front of the convenience store.
    (コンビニの前で男の子が泣いている)
  • A woman in black dress is listening to music.
    (黒いワンピースを着た女性が音楽を聴いている)

 

4. 継続的に行っている出来事を説明する

トレーニング対象の文法:現在完了形

継続的に行っている趣味や活動、プロジェクトはありますか?あれば現在完了進行形の絶好の使用機会なので、ぜひ英語で言ってみましょう。

  • I have been reading this book since last month.
    (先月からずっとこの本を読んでいる)
  • I have been studying English for 10 years.
    (10年間英語を勉強している)
現在完了進行形は、have + been + ~ingですね。

どちらの文章でも、過去に始めたことを現在も継続している、といった意味合いになります。そんなときが現在完了進行形の出番です。

5. 過去の大事な出来事について説明する

トレーニング対象の文法:過去完了形

昨日したことを思い返してみましょう。このトレーニングでは、過去に起こった出来事が2つ必要になります。そして、過去完了形を当てはめるのは最初に起こったほうの出来事です。では例を見てみましょう。

    • 教室に着いた + 教科書を図書館に忘れたことに気が付いた
      When I got to class, I realized that I had left my text book in the library.

 

    • 家に帰った + 家族は食事を始めていた
      My family had started eating by the time I got home.

時系列で考えると、下線部の出来事がより前に起こった出来事なので、過去完了形にします。

6. 週の予定を立てる

トレーニング対象の文法:現在進行形

現在進行形でも近い未来を表すことができます。”I will go to the dentist after work”よりも、”I’m going to go to the dentist after work”のほうがより自然に聞こえます。

Monday: I’m going to meet my friends at Shibuya.

Tuesday: I’m going to study for the exam.

Wednesday: I’m going to do my laundry.

というように、週の予定を立ててみましょう。

文法を一からやり直したい!という方にはこちらの文法書がお勧めです。カラーで見やすいですし、学校で習った文法もそうでない文法も収録されているので、これが一つあると重宝します。高校ではフォレストを使用する学校が多いと思いますが、こちらのほうが取っつきやすいので、私はフォレストは家では開かず、もっぱらこちらを使用していました。

 

まとめ

英語にかかわらず言語にはたくさんの文法がありますが、日常会話では基礎的な文法を抑えて、一つ表現を覚えて応用を利かせることで会話の幅がぐんと広がります。

英語日記は初級者から中級者まで、それに自然な英語を話したい上級者にまで有効な学習法です。文法に慣れつつ、表現の幅をどんどん広げていきましょう。